ウルトラマンネクサス 第3話
第3話は、いきなり面白かったです。
ウルトラマンと怪獣の格闘シーン、ひさしぶりにみるせいか、非常に新鮮でした。
巨大なもの同士の格闘。ひとつひとつの動きが、重いです。
ウルトラマンも、作品によってはスピーディなアクションが目立つのですが……。
ネクサスは、ウルトラマンの「重い」動きを復活させてくれた。その点も非常にいいです。
飛行するウルトラマンをみられたのもひさしぶりだし、何より、孤門隊員がふと「ウルトラマン」という名を呟くのがよかった。
孤門はその言葉をどこで知ったのか? という作品中の謎にもなっているのですが、「ウルトラマン」というヒーローの名前を非常に印象的に登場させる、そのつくりは大変素晴らしいです。
そして、ウルトラマンに変身する姫矢の活躍……。
異星獣を前に西条副隊長を凌駕する射撃の技量をみせつけ、銃をつきつける副隊長から去り際に「残弾は常に確認しておくんだな」と言い放ち、呆気にとられた相手の前からふっと消え失せる……。
ミステリアスなヒーローを実に印象的に描いています。
事前に、同じ言葉を西条副隊長が孤門にいうシーンがあったため、姫矢の捨てゼリフは非常に印象的なんですよね。
というわけで、ネクサスは面白いです。いまのところ、私の中では90点越えています。この調子で、テコ入れもなく最後までいければ傑作になるのでは、と思っています。