ドラゴンUMAの本


著者がSFマガジンの元編集長だったという事実にまず驚く。何代目の編集長だったのだろう? UMAという言葉の生みの親も実は著者だったとのことです。

しかし、私はUMAに本格的にはまってしまったようです。未確認の生物って、何だかリアリティを感じるんですよね。本当にいそう、という意味で。恐竜は実は絶滅してなかったのではないか、との主張にももっともらしさを感じるんですね。

かりに、ネッシーの正体が巨大ウナギでしかなかったのだとしても、そんなに大きなウナギがいるということ自体が驚きで、それはそれで面白いと感じてしまう。ただ単に巨大な○○がいたというだけで感動してしまうんですよ。生物ってすごいなあ。

この本の著者は「どこまでも科学的にやる」ということをモットーにしているようですね。写真の真偽を徹底的に疑う姿勢にも科学志向がうかがえます。随所に見受けられるクリプトゾオロジー(未確認動物学)という言葉にも、科学の権威、学問の権威をふりかざそうという意識がみられます。いや、未確認動物学って本当にあるみたいですが。

ネッシーについてはこの本でかなり詳しく書かれています。ネス湖に未知の巨大生物が実在するというのは、もはや疑えないことなのですね。ネッシー、写真撮られすぎです。陸の上にあがっていたというのは嘘だと思いますが。顔はどうやら醜いようですね。

恐竜は絶滅していなかった。世界各地で目撃される怪鳥はプテラノドンなどの翼竜だし、湖などで目撃されるネッシーUMAはプレシオザウルスの仲間。そういわれれば確かにそうかなという気がします。しかし、本当だったとしても、そう簡単には学者は認めないでしょうね〜。もちろん未確認動物学者は別ですが。

実在の可能性が高いUMAって、リアルであるがゆえに、同じような姿のものが多いような気がして、そこが何となく不満。飽きてしまいそうで。水棲UMAは何だかんだいって似たような姿だよなー。

さすがにUMAの本を買うのはもうしばらくないかな?