死に至る病

死に至る病 (岩波文庫)

死に至る病 (岩波文庫)


昔から読みたいと思っていて、ついに読んだ本。原書はデンマーク語ですが、本書はドイツ語訳をさらに日本語訳したもののようです。ちょっと難解な感じもしましたが、つい先日実存主義の知識を入れたばかりなので、何とかついていくことができました。実際に読んでみて、「死に至る病」とは絶望のことだったのだと初めて知りましたね。また、絶望は罪であり、罪の反対は信仰であるという主張についても興味深く読みました。絶望についてこと細かに書いてある文章を読んでいると、背中がビリビリっとくるような刺激を感じますね。キェルケゴールは自分に近いような気がするんですよね。