魔の都の二剣士

ファファードとグレイ・マウザーの2人の英雄が活躍するシリーズです。
2人が魔の都ランクマーで出会い、ともに行動し始める辺りを語っていますが、ラストの辺りの、互いの恋人が凄惨な最期を遂げたと知った後の、ほとんど無言で進む、スピーディな展開が強く印象に残ります。
2人の力があわさって、偉大なひとつの「英雄」の働きを示すことを伝える描写が非常に興味深く、悪夢の街での悪夢の闘いが、脳裏に鮮烈なイメージを焼きつけます。
読んだ後も、いつまでも余韻の残る作品ですね。