仮面ライダー剣 第44話

ジョーカーが再び暴走するかと思えたのは、お芝居であったというどんでん返しが鮮やかな回。前回の予告編をみて「またかよ!」と嘲った視聴者は見事にひっかかったということになります。

そうか、芝居だったのか……と思い納得しつつ、それでもちょっと不自然な部分あるよなと突っ込みを入れたくなるのですが、そこまでリアリティにこだわらなくてもいいかな、という気がしますね。要するにエンターテインメントだし。必要以上にリアリティにこだわることはないですよね。

けど、今回のお話、それ自体としてはいいと思うのですが、私個人としては、いまいち……。前回と今回、あまり楽しめなかったんですね、自分自身は。派手なバトルもないし、たいしてお話も進んでないしな〜と。

ただ、剣崎が睦月と橘の嘆き語りを聞いて「うん、本物だ!」というシーンは面白かったですね。登場人物のシリアスな部分を見事にギャグにしてくれました。

映画「グレムリン2」に、1のヒロインの特徴だった「悲惨な過去語り」をギャグにしてしまうシーンがあるのですが、「グレムリン2」のそのシーンと今回の剣との間に、よく似たものを感じましたね。