機動戦士ガンダムSEED DESTINY 第10話

議長の一人語りが目立つ回。アスランと話しているのだが、アスラン側のセリフは少ないです。この辺、前作から感じているのですが、重要なシーンにおいて、キラやアスランはいっつもたいしたセリフを発してないんですよね。「ええっ」とか「ああっ」とか驚いたり、「ボ、ボクは……」とか最後までいわないセリフを使う。中身のあるセリフがなかなか出てこない、主人公サイドのキャラクターたち。この辺にも不満がありますね。

けれども議長は基本的に好きなので、怪しい語りにずっと聞き惚れてしまいました。今日語られたことが本当に議長の本音なのでしょうか? アスランはやはり議長のコマとして使われるにすぎないのか……と思ってました。「このガンダムを君に託そう」って、ものすごく怪しいセリフですよ。何ですか、「託そう」って。わからない! 曖昧! しかし議長の言葉に乗せられ、アスランがその気になってきてるのがすごい。

ラクスの偽物をつとめるミーア・キャンベルさんはなかなかいい女性なのではと思いました。しかしアスランがミーアさんと浮気するような展開になるのかなあ。まあ、それはそれで面白いような気もするけど。ミーアさんの件でカガリが怒り出してアスランと喧嘩になるとか。妄想の世界に入ってしまいそうです。

とりあえず、「託そう」という言葉は、響きはきれいだけど中身が曖昧で、何だか怪しい感じがします。まさに政治家が使いそうな言葉。議長とアスランの関係が今後どうなっていくのか、気になるところです。