機動戦士ガンダムSEED DESTINY 第12話

種割れキタアアアアアアア!!

この回はよかった。シンの種割れ。内容はその一言に尽きます。種割れ嫌いな人もいると思いますが、私は好きなんです。あのキレたという感じがたまらなくて。ちょっと強すぎでお話壊れそうなのは問題ですが。

テレビ放映みながら、もうゾクゾクしっぱなしでしたよ。

この展開は、まさか……。

くるか、くるのか、アレが……!

全ての流れを変えるアレが!

強大な敵軍を前に、退路も断たれ、絶対絶命。普通はこんな状況で生還はありえん! どうすれバインダー! というまさにその瞬間、光り輝き割れるもの! SEED最大の名物!

うわ、フラッシュバックだよ。家族殺されるシーンまた思い出してるよ。

そして!

種割れキタアアアアアアアア!

と、家中に響く声で絶叫してしまいました。

瞳が虚ろになり、気力・体力・知力ともにパワーアップ。突然冷静になってミネルバに指示を送るあたりはさすが。普通の「キレ」とは違うことをうかがわせます。

まず、新型モビルアーマー破壊。哀れ3人組。許してお母さん。力技かよ! と叫びたくなる強引な勝ち方。

続いて巻き起こる殺戮の嵐。意外にもビーム兵器ではなく、剣を使って一隻一隻つぶしていきます。このときのシン、表情がすごい。「うわああああああ!」と虚ろな瞳で叫んでます。人がたくさん死んでるぞ。倫理はどこにいった? と、そんな突っ込みが虚しく思えてくるのが種割れ効果。もうしょうがないんだよ。イッちゃったんだから。

しかし、この剣で戦艦を切り裂くシーン、かなり丁寧に描かれているように思いました。本当に燃えますね。

ひさしぶりに種割れみたのでとにかく興奮しまくりの私。前作の種割れは、「これから戦争反対・不殺のノリでいくんじゃなかったの? あれあれこんなに殺すのひえーでもまっいいかー」と、ストーリーぶち壊しだけどなぜか納得させられる、不条理なインパクトがありました。

今作の種割れも不条理路線爆発で、肝心なところでストーリー壊しながら「でもまっいいかー」と納得させる、すごいものであって欲しいです。

というわけで、ガンダムSEED DESTINYは後半に種割れ出たおかげで最高でした。出るぞ出るぞ、という盛り上げがさりげなく演出されていたような気もしますね、個人的には。気のせいかな。とにかく種割れは素晴らしいです!!