機動戦士ガンダムSEED DESTINY 第11話
年末スペシャルということで一挙に2話放映のガンダムSEED DESTINY。
スペシャルの前半である第11話は、またしても戦闘シーンなしでプラントとオーブのお話が進行します。プラントではアスラン、イザーク、ディアッカの3人が一緒にお墓参り。ここで私は叫びました。
うおおお〜
ラスティのお墓がある〜!!
前作では顔もセリフも出ることなく、ただ「ラスティが失敗した!」とだけいわれていたあの、視聴者からみると記号的存在のラスティ。第1話で速攻死亡だったにも関わらず、一部ファンの間でなぜかよく話題にされ、「カップリング」までつくられていたラスティ。スタッフはそんなラスティを忘れていなかった。
いやいや、本当に素晴らしい。ミゲル、ニコルだけではなく、ラスティのお墓もちゃんと登場させるとは……。この部分は丁寧なつくりです。しかもネットのレビューを読んだところによると、この回で正式にラスティの英語表記が明らかにされたそうです。もちろん、お墓に刻まれた名前がうつるシーンにおいて。
しっかし今作のイザークはおいしいポジションにいるよなー。今作でイザーク人気大爆発してもおかしくないと思いますね。前作でも後半からイザークは活躍してましたけどね。ヘタレかと思いきや、最終決戦で連合の強化人間3人組が操るMSのうち、2体を自ら撃破してましたね。でもイザーク大旋風が巻き起こるほどではありませんでしたね。
今作では、前作に比べて登場シーン数としてはやや控え目ですが、その「ちょっとだけ出てきた」瞬間がかなりインパクトありますね。独特のキンキンした声、口調はあいかわらずだし。このイザークの声優さん、好きになりそうです。
今回のこの、お墓参りでアスランに語りかけるシーンもいい感じです。正確には、お墓参りに護衛としてつきそうことが決まったときに、「どういうことだこれはー!」とアスランにつめよる、あのヒステリックな感じが「らしさ」を出して微笑ましかったです。その後「これで買い物とかだったら許さんからな」など、お前は何様だ的セリフを普通にいえるこの人は大変素晴らしいです。
しかしイザーク、ディアッカともに軍事裁判にかけられていたとは……しかも議長に救われていたとは。イザークはおそらく民間人の船を無闇に破壊した罪を、ディアッカは途中から寝返ってた罪を問われたのでしょう。この軍事裁判の件については、「議長恐るべし!」という感想が出てきますね。この二人も議長のコマとされていたのかと、戦々恐々たる思いです。
一方オーブでは、ひたすらセクハラされるカガリ。何だか哀れ……。