機動戦士ガンダムSEED DESTINY 第14話

今作のカガリは本当に可哀相だな。前作の元気爆発はどこへやら。カガリファンはきっとユウナ抹殺したいと思ってるだろうなあ……。これで結婚が成立して初夜で××なんて展開になったら、俺も怒り出すかもしれない。ユウナって単なるセクハラ野郎にしかみえないのがすごいよ。本当に子供のころからの許嫁か?

で、カガリが結婚式で涙ボロボロこぼしてるのは本当に気の毒だった。思うんだけど、こういう「結婚したくない人と諸事情により結婚する」っていうのは、現代日本若い女性には「信じられない」ことかもしれない。昔は政略結婚なんてよくあったんだろうけど、いまの日本はとにかく自分の好きな人と結婚するのが当たり前なことであって、結婚したくない人と結婚するなんていうのは本当にバカバカしい、というより本当の意味で「ありえない」ことなんですよね。

しかし、そのバカバカしい、ありえないことをカガリはあえてやろうとするのだ。アスランに指輪を送られていたにも関わらず。まさに涙を飲んで。ただ、本当にユウナと結婚するべきなのかどうかは、政治的なことを考えてもかなり疑問だ。単に国民を元気づけたいだけなら、ほかにもやりようがあるだろうし。結婚ということは後々までいろいろ影響の出ることだから、よくよく考えるべきでしょうね。そう、アスランと結婚するにしても。望んでいない結婚をして表面上は嬉しそうに振る舞い、それで国民に元気を与える、っていうのは、何だか俺にはすごく国民を愚弄しているように思える。

さて、オーブ軍は実はカガリの味方らしい。本当の意味での味方ということ。軍隊の支持を得ているという点は、今後もカガリにとって有利に働くかもしれない。だって、軍が味方なんですよ!? 心強いじゃないですか、かなり。