タロットのスプレッド5とおり

昨日買った本に載っていたスプレッドの仕方を、5とおり紹介。

  • ヘキサグラム(六芒星)スプレッド

大アルカナ22枚使用。ユダヤの秘教カバラのシンボルである六芒星(三角形を二つ組み合わせた、魔法陣などでよくみかけるマーク)に由来した、代表的なスプレッド。カードを計7枚並べる。「回答がストレートに出て、判断しやすい占い方です。質問の内容を一つの具体的な問題にしぼった場合、おどろくほどの的中率が引き出されます」とのこと。並べるカードの枚数が多すぎず少なすぎず、ちょうどいい感じであるような印象を受けます。六芒星を描いた紙の上にカードを並べると雰囲気が出るかも?

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  • ジプシーの十字スプレッド

大アルカナ22枚使用。カードを横に5枚、縦に3列、計15枚並べて、そのうち、中心部に十字状に位置する5枚を表にして判定する。「5枚のカードで判断するので簡単に覚えられる方法ですが、少ないカードで読むだけに、カードの理解力、推理力が必要となります。恋占いなど、主に一人占いに適した占法です」とのこと。判定に使うカードは確かに少ないが、最初に15枚を並べることになるので、意外に手間がかかりそう。

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大小アルカナ78枚使用。古くからヨーロッパに伝わる古典的な占い方。6枚のカードを十字状に並べ(このとき中心の2枚はクロスしたかたちになる)、さらに4枚のカードを右脇に縦に並べる。つまり、計10枚並べる。大アルカナ22枚のみを使った占い方もある。「特定の問題について、より深く掘り下げ、解決の糸口や対応策を引き出し、奥行きのある回答を得るのに適しています。質問の内容が少し複雑な場合などには、この占法で占ってみてください」とのこと。大小アルカナ全部を使い、10枚並べる、となると大変そうだが、それほど煩雑ではない。むしろ、意外にすっきりした感じもする。それぞれのカードの位置づけ、意義がわかりやすいからだろうか? 十字状に並べたカードのうち2枚をクロスさせるのが、非常に印象的。クロスしたカードのうちで、特に横になっているカードが鍵というか、大きな意味を持つように思える。「最終予想」位置のカードは、わりと影が薄いように思える? 最終予想に至るまでの「過程」が非常に重要であるという印象を受ける。

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(+の部分は、二つのカードを縦向き、横向きに置いてクロスさせたかたち)

大小アルカナ78枚使用。ちょっと高度な感じのする占い方。並べ方が不思議だ。「生命の樹」とは、カバラの教義である10個のセフィロト(原質)のことを意味し、それぞれの場所はあらゆる物の根源的な理念を表わし、神の身体の各器官と対応していると考えられるそうですが?? かなり抽象的。樹の右側は神の肯定的な側面を表わし、左側は否定的な側面を表わす。つまり、右側と左側とで、カードの読み方のニュアンスが違う。やはり難しい占法か。「質問の内容が精神的要素が強く影響しているような場合は、この展開法が的確な回答を与えてくれるでしょう」とのこと。精神的要素が影響って、やはり抽象的な問題であるように思える。計10枚並べるが、同じ枚数並べるケルト十字より遥かに高度な感じがする。こういう占法は素人はやらない方がいいかな? 並べ方も、何だか覚えにくい、独特な並べ方。

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大小アルカナ78枚使用。占星術の12室(ハウス)や12星座を展開法に応用した占い方。何と、カードを17枚も並べる。かなり大がかりな印象。何だか、完成形には曼荼羅をみたときの印象に近いものも受ける。世界全体を表現しているというか。「この展開法は、一年とか半年の長期間の運勢を総体的に知りたい時などに適した展開法です」とのこと。たくさん並べるが、12星座の位置のカードについては、それぞれの意義が具体的でわかりやすく、それほど難しくはない印象を受ける。4隅に地水火風を意味する4つのカードを配置するが、この4つがちょっと抽象的だ。大がかりな占い方だが、前述のセフィロトよりはわかりやすい感じがするから不思議。大アルカナ22枚のみで占うこともできるらしい。

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 以上ですが、私が一番よく使いそうなのはやはりケルト十字かな。これまで愛読してきた本が、ケルト十字を基本としていたこともありますし。ホロスコープにもちょっと興味がありますが、枚数多いし、集中力をかなり求めそうなので、たまにやってみる程度になると思います。