過敏性腸症候群

ここ数年お腹の調子が悪く、母の入院をきっかけに、自分も診察を受けた方がいいだろうかと思い内科にいきました。

お腹の調子、具体的には、温度が変化するとすぐに壊れるんですね。ちょっと寒くなっただけで腸が機能しなくなるように感じます。特に寝るとき、お腹の部分がちょっと露出するときがあるんですが、そうなるともう最悪ですね。着こなしによっても、お腹を包む衣服の厚みが減ってしまうと、すぐに壊れます。いっきに壊れます。不安な日は、お腹にものを巻いて寝るようにしています。夏は、クーラーは使わず扇風機で涼をとるのが通常です。

これは一般の人にもよくあることかもしれませんが、温かいものを食べた後で、急に冷たいものを飲んだときもお腹が崩壊します。だから、ラーメンを食べた後で冷たい水を飲むのは非常に危険。食後は紅茶やコーヒーで身体の温度を維持するようにします。

一度お腹が壊れると、しばらく引きずるんですよね。ひどいときは一日中、翌日になってもお腹が痛むときがあります。

これも一般の人にもよくあることですが、緊張したり、ストレスがたまったりするとお腹の調子が悪くなります。

私としては、これまで暴飲暴食をやってきたことが原因なのかなーと思ってます。ある程度まではもちこたえてくれるけど、一度壊れてしまうと、非常にいたみやすくなるというか。ある日、突然お腹が壊れ、その後は頻繁に壊れるようになったという感じですね。温度にしても、お腹を出して寝ることがよくあったので、ある日、ついに耐えられなくなってしまったのかと。

さまざまな思惑を抱えながら診察を受けようとしたのですが、医師には「それは過敏性腸症候群というんだよ。まずは漢方薬を飲んで、それでもダメならみよう」といわれました。本格的な検査を受けた方がいいのかと思っていたのですが、それには及ばないだろうというか、何だか、「弾かれた」ような感じがします。たいしたものじゃないよ、ということで。

お薬をもらったのですが、食前にツムラ漢方薬、食後にビオフェルミンといわれ。どちらも、思いっきり市販されてそうな薬です。ビオフェルミンは、CMでみかけたことがあるような……。「まずは市販の薬を試してみて、それですむようなら病院に行くべきではないんだ」ということなのか。とりあえず飲んでみましたが、効果は少しあるようです。ただ、症状が軽くなったというだけで、依然としてお腹は壊れやすいように思います。

薬はどちらもこなぐすりで、ちょっと苦いかと思いきや、意外に口あたりはよかったです。ただ、漢方薬はいきなり口に入れてお湯で流そうとすると「辛い」ですね。お湯に溶かしてから飲むようにするとうまくいきます。ビオフェルミンは、非常に口あたりがよいですね。唾液でも、すぐに溶けてしまいます。

過敏性腸症候群は、精神的なものが強く影響する症状だそうですが。本当にそれなら、たいしたものではないんです。私としては、過敏性腸症候群ではなく、もっと本格的な、腸炎のようなものを想い描いていたのですが。

温度変化が劇的に作用するという件についても、「ライフスタイルが影響することだから。改善すればすぐに治るし、心配は要りません」といわれました。

過敏性腸症候群って、ストレスが原因で、一日に20回以上もお腹を壊してトイレに駆け込むような人たちが該当すると思ってたんですけどね。私はそこまで壊れないし。内科より、精神科でみてもらった方がいいときもあるそうですが。私自身は、ストレスが原因で壊れることもありますが、もっと根本的な、肉体上の異常なのではないかという気もしてたんですが。ちょっと考えてしまいますね。