「皇帝」完成。

オフ本「皇帝」やっと完成しました。今日印刷所から届きました。B5判68ページ(表紙込)で100部発注したのですが、サービス?で120部ほどつくってもらいました。この、増量サービスは、初めて利用したときもありましたね。いいことですね。ほかの印刷所でもやっているんでしょうか。

本自体の出来は、装丁については自分のイメージどおりで、表紙の紙と、紙の色と、インクと、いい組み合わせですし、天川つぐみさんの描いてくれたイラストもうまい具合に決まっています。遊び紙は黒の上質紙を、前後に入れました。全体として、古色蒼然とした感じを狙ったのですが、うまくいきましたね。

ただ、本文の印刷については、ちょっと薄くなってしまったかなと。私の原稿に問題があったのだと思います。ノンブルは手書きだったのですが、ボールペンで流すように書いたため、印刷のうつりがよくなかったです。ちょっとショックでした。ノンブルを手書きでやったのは失敗でしたね。次からは、ノンブルをちゃんとワープロで印刷するか、あるいは数字のシールを貼るなどの改善策が望まれるところです。

印刷所から戻ってきた原稿をみてみたら、表紙用の原稿が折り曲げた状態で入っていました。折り曲げないようにわざわざ段ボール紙で補強して送った原稿だったんです。なぜ折り曲げてしまったのかと、びっくり。増量サービスは嬉しかったけど、表紙の原稿折り曲げて返すというこの対応は問題ですね。それとも、こういうものなのでしょうか。ほかの印刷所を利用したことがないので、よくわからないですね。

さて、イベントでいくらで売るか、ですが、経費なども考えると500円が妥当なところなのですが、それでは売れないかもしれませんね(^^; 300円までならぎりぎり妥協できそうです。値段設定については思いきり悩みそうな気がしますね。最初に決めた値段をしばらくの間維持したいと思いますし。個人的に、同人誌の値段って、経費回収的な視点よりも、「これ以上高くなると買う人が激減する」というラインを見極めて設定した方がいいと思うんですよね。

経費なんて、趣味でやってるんだし、回収できなくてある程度赤字になってもよいのではないかと。もちろん極端に安くするのもよくないと思いますし。無料配布にするとかなりもらわれていきますが、ストックがすぐになくなってしまうのはちょっと痛いんですよね。

同人誌に値段をつけるのって、何でだろうと昔から不思議だったのですが、経費回収のほかに、「お金を出しても構わないという心ある人にもらわれたい」という気持ちもあるんでしょうかね。お金を出してくれるというだけで、「心ある人」というわけではないでしょうけど。