本当にいる日本の未知生物案内

本当にいる日本の「未知生物(UMA)」案内

本当にいる日本の「未知生物(UMA)」案内

今回、本書では日本の未確認生物(UMA)を幻獣、妖怪まで範囲を広げて考察してみた。このように、今後は過去の伝承や記録からの未知生物研究が盛んになるだろう。UMAは点の存在ではない。突如現代に出現したものではない。かつては妖怪や幻獣と呼ばれ、古くから我々のそばで息を潜めてきたのだ。これからは、民俗学歴史学、生物学、都市伝説など多方面からのアプローチにより、未知生物の姿が浮き彫りにされていくだろう。

「館山のきょん」など海外の実在生物が日本に帰化している例も紹介しているのが面白いです。また、特に新聞や雑誌で報道されていなくても、筆者の知人が「こんな生物を目撃した」という話を持ち込んで紹介されているものもあります。

よりどりみどり、何でもありという感の未知生物本ですが、筆者は「創作されたモノ、幻覚、捏造と判明しているものについては、明確に提示した」とのことで、一応科学的な立場でやっているらしいです。科学といっても、「○○と○○は似ているので関連性があるのではないだろうか」程度の考証なのですが。