ふたりはプリキュア Splash Star 第4話

マイペースに録画をみています。この第4話はマイが美術部に入部するお話。春なのにセミが出ますよ、セミが。

サキは「元気な子」というより「お笑い担当」にみえてきました。マイがギャグをやらないせいでしょうか。

マイの家は学者系で、ちょっと変わった人たちばかり(笑)だと判明。「春の景色といえば?」と聞かれてマイの兄が「カエルの産卵だな」というのがかなり面白い、新鮮なギャグでした(笑)。しかし学者系の家で、マイは唯一の芸術系なんですね〜。

今回はマイ中心のお話で、サキがいつも以上に記号化してます。二人で野山を歩くシーンが何ともいえないヌルさを出してました。特に二人が顔を並べてぽかんと口を開けてる姿が妙に印象に残りました(^^; お前ら、口開けすぎだよ!

そしてついにまた面白いシーンが。畑をみたサキが「春といえばやっぱり春キャベツだね!」アホか(笑)。その後はマイが春キャベツの収穫を手伝うシーンに。春キャベツの収穫を手伝う少女を描く、っていうのが何だか新鮮なんですよね。

セミとのバトルの後、マイが美術部に入部決定。いちいち書きませんが、今回はお話としてはかなり完成されています。ところどころに張った伏線が最後にちゃんと活きてくる。春キャベツなど新鮮な光景を多く散りばめ、適度な間合いで笑えるシーンを挿入。この「笑い」が外したものではない、というのも見事。

あえていうなら敵をアホとして描きすぎ。敵の作戦、あっさり失敗してるのに、そのわりには「くそ、失敗したが〜」というセリフもなく、なぜか得意になっている。バトル直前では敵がボケた発言をしてサキに突っ込まれてるし。まあそこがまた笑えるシーンではあったんですが。

しかし、お話としては、今回のはまあ、小学校低学年の視聴者向けにヌルい雰囲気を出しつつ、マイが美術部に入るまでの顛末を、マイのキャラを丁寧に描きながら、最後にひとつのさわやかさが残るようにうまくまとめていますね。

第1話からみていて、今回のお話が一番面白かったです。