OS Xの解説本

MacOSX完全導入ガイド

MacOSX完全導入ガイド

Mac OS Xの販売・配布が始まった当初の時点で刊行された本ですね。

Xがついに完成した! という興奮がよく伝わってきます。

とりあえずMac OS X初期バージョンの入門書としてはベストでしょう。

ってえらそうなことをいったけど、別に他の本と読み比べたわけではないですよ。

ただ、読んでみて、いいなと思ったので。

第1章は、OSを実際に使ううえではあまり関係のないことが書いてあります。

アップルの歴史、Mac OSの歴史、それにMac OS Xの構造について記されています。

ですがその第1章を読むことでMac OS Xの全体がおおざっぱにつかめます。

その、おおざっぱにつかめるというのが大きいんですね。

何だか、安心できるというか。

記述は、できる限り初心者にもわかりやすい記述で書かれてますね。

ただ、ときどきちょっとマニアックなことも書いちゃうよという感じです。

第1章を読んでいると。著者たちのMacへの愛情も伝わってきますね(笑)。

楽しそうに語ってる感じがして……。

第2章では、インストールの仕方について、かなり詳しく書かれています。

この第2章がすごい!

インストールの仕方をいくつかのパターンにわけて、それぞれ解説。

インストールの際にトラブったらどうすればいいか? までも詳しく解説。

トラブルの際に使用する各種コマンドや、カット&トライ*1の地道な道程まで……。

インストールだけで、40ページ以上使っています。

ここまでインストールを詳しく説明してくれるパソコン本ははじめてみました。

その後は、実際にOSを使っていくうえでの重要な事柄が詳しく書かれています。

Dockのこと、システム設定のこと、フォルダの構成、ファイル操作の仕方……。

classicについての記述は、特に参考になりました。

10.0に対応した本ということで、いまの書店ではあまりみかけないものですね。

いまは、もう10.3の時代ですから。

しかし中古でiBookを買った私は、この本のおかげでとりあえず助かったのでした。

OSのバージョンアップは、当分やらない予定なので……。

*1:問題が解決されるまで、チェック→フォーマット→もう一度インストールをくり返していく作業