裏声とオモテ声

以前、頭声と胸声について考えたこともありましたが……。今日は、「裏声」と、それとは逆の「オモテ声」について考えてみましょう(^^;

「裏声」と、よく耳にする言葉ですが、要するにどういう声なのか、私はよくわかっていなかったんですね。カラオケで歌うときの声は曲によって使いわけてましたが、どれが裏声でどれがオモテか、などということは考えてませんでした。本能で使いわけてましたね。

しかし、先日購入した本が「裏声」と「オモテ声」のトレーニングを重視していたこともあり、私もCDを聞いていろいろ練習してみた結果、こういう声が裏声なんだなーとわかってきました。

その結果、私がカラオケで最も多く使う声こそが裏声であったという(^^; オモテ声を使うときもあったけど、大半は裏声ですね。また、オモテ声でも、息の出し方によっては裏声のように聞こえるのですが、そういうエセ裏声も結構使っているのだとわかりました。

さて、私が購入した別の本では、裏声を使っていくのは「よくない」と書いてありました。裏声は、扱いが難しいので、なるべく地の声でやっていくのがよいというのです。いわれてみれば、カラオケで歌っていて辛くなるときって、たいてい裏声で何かやろうとしてつまってしまう瞬間だったような気がします。

私が最近購入した「裏声」と「オモテ声」の本に話を戻すと、その本は要するに「裏声」と「オモテ声」を混ぜて声を出していくことに秘訣がある、といいたいようなのです。ふたつの声を混ぜて使っていくうちに、うまく歌える声が開発されてくるというわけで。

と、そこで私には思い当たる節が。そういえば、まさに「裏声」と「オモテ声」を混ぜあわせた独特の声で歌うときもあるよなあ、と。特に影山ヒロノブの曲を歌うときに、ミックスな声でいきますね、私は。なんていうか、ふたつの声を混ぜた感じにすると、高音がわりと楽に出せて、しかも喉が疲れない感じになるんですよね。そのかわり、ずっと混ぜた感じで歌っていると、だんだん基本の声が変質してきて、すぐには元に戻らなくなるんですよね。あれ、「変な声」になって戻らなくなったなーという感じで。その状態だと、低い音が出しにくいように思えて、それはそれで困るように感じて。

で、「裏声」と「オモテ声」を混ぜた声で歌っていて、基本の声が変質したように感じたそのときが、逆にポイントなのかなーと。自分では「変な声」だと思っていても、実はそれが歌うのに適した声なのかもしれないなーと。つまり、私が買った本で説かれている理想の声に近いものなのではないかと。

今回の結論としては、裏声だけで歌うようなやり方はもうやめようかなーということで。とりあえず、オモテ声というか、地の声? を大事にしていこうと。そして、裏声とオモテ声を混ぜていく方向も重視していこうと。また研究の結果が出たら書きますので。