ウルトラマンネクサス 第36話

蓮が瑞生の記憶を消そうとするが、本当に消したかったわけではなかったのかもしれない。だからこそ、抵抗されたらすぐにやめてしまった。例によってヒステリックなノリが好きなので、二人の葛藤にはとにかくひきつけられた。

蓮はもう登場しなくなるようだが、そもそも蓮の存在とはこの作品において何だったのだろう。姫矢から蓮に光が受け継がれていく、物語の世界ではとにかくそうなったということだが、この継承には作品的にどんな意味があったのだろうか? ただ、「受け継がれる光」というのを描きたかっただけなのか。

蓮が死んだのか生き抜いたのかわからない今回の結末は嫌いじゃないです。想像をかきたてるものの方が好きなので。まあ特効薬が完成したのならおそらく大丈夫だと思いますが。

光が蓮を離れたのは、蓮の生命がもう尽きると感じたから? あるいは、蓮はもう十分闘ったと考えたから? 映画と違って光(ウルトラマン)が言葉を発しないので、よくわかりませんね。しかしそれはそれで神秘的な感じがしていいようにも思います。