タロット占い:極端な意味にはとらないこと。

タロット占いを自分でやってみて思ったこと。

占いの結果をみて、これはOKを意味するとか、ダメを意味するとか、○とか×とか、極端な意味にはとらない方がいいですね。

絶対OKとか、絶対ダメとか、そういう極端な状況、極端な結果は現実にはなかなかないだろうと思うからです。

現実に多いのは、どっちに転ぶかわからない微妙な状況、曖昧な状況。何が幸で何が不幸かを一概にいうことはできず、マイナスに思えるものが幸運をもたらしたり、逆に、よさそうに思えたものが不運をもたらしたりもします。さらに、他人からみて不幸でも本人にとって幸せだったり、あるいは、いまは不幸でも後で振り返ると幸福だったりもするわけで。ちょっと話がずれてきたでしょうか。

自分から極端な状況に飛び込んでいるなら別ですが、普通は極端なことなんてなかなか起きない。

というわけで、悪いカードが出ても、「ダメ」という風に極端な意味にとらないようにすることが大事かなと。もちろん、いいカードが出たときに「絶対大丈夫だ」と安心するのも禁物ですね〜。

たとえば、小アルカナで剣の10が出たとき。私の解説本では「破滅」という意味が一番上に出てきますが、「破滅」だなんて極端な意味にはまずとらないでいく。ほかに、「苦悩」「寂しさ」という意味があるので、そちらをとるようにする。よほどなことがない限り、極端な意味にはとらないわけです。

タロットで最悪のカードといわれる塔のカードについても、なるべく極端な意味にとらないようにします。確かに塔のカードは非常に不吉な感じがしますし、極端な意味であることが多いように感じるのも事実。私の解説本でも「決定的打撃」という意味が一番上に出ています。ですが、たとえば「パニック状態」という意味にとるなら、パニックというのはあくまでも一時的な状態であり、それほど悪い意味でもなくなります。塔のカードを極端な意味にとらざるをえないようなときも、なるべく、ほかのカードに救いをみつけるようにしましょう。どこかに対応策が示されているものです。