スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL(47)

クリア後感想です。
正直、第1章は個人的にはあまり面白くなかったです。
任意出撃で選択できる機体が限られていて、育てたいキャラを出撃できないことが多かったので。
強制出撃のみのステージも多く、しかも、基本的にお話の流れをみているだけ、というようなステージもあり、「ゲームじゃない」という思いを抱いてしまいました。
お話自体は面白いし、各キャラの個性も丁寧に描かれていて、素晴らしいと思ったんですが。
第1章で一番面白かったのは第18話032「魔装機神の名にかけて」で、任意出撃の枠が大きくて、自由度が高く、なおかつターン制限ありで攻略も歯ごたえがあり、ゲームらしい内容でした。
お話的には、第1章の終わりの方で、リカルドが死んだのがショックで、非常に印象に残りましたね。


で、第2章は難易度も本格的に上がってきて、お話の分岐もいよいよ複雑になり、面白いと感じるステージが多かったです。
第34話071「クーデター」で、味方が次々に撃墜され、難易度調整で難易度を下げられてしまってから、少しゲームが変わったように感じました。
獲得資金が多くなり、弱いキャラの機体を改造しやすくなったんですよね。
「クーデター」以後、各キャラの強さの格差がゆるやかに改善されていったように思います。
終わりの方にいくにつれ、フル改造してないと非常に弱くて、改造が重要になってきましたね。
難易度が下がっても、気を抜けない状況が続きました。
だんだん、サイバスターの「乱舞の太刀」を使わないと強敵を倒せないような状況も増えてきましたね。
サイバスターだけ異様に強いようにできていると感じました。
で、一番難しかったのが最終話の序盤でしたね。
敵が全員2回行動を持ってるって、反則ですよね。
ラスボスは、「乱舞の太刀」のおかげでわりとあっさり倒せました。
エンディングはあっさりしていたので、ハードだった各ステージの激戦の方が印象に残っています。


弱いキャラを優先的に改造して活躍させていった結果、フル改造はほとんど全部の機体に行えたものの、武器の改造があまりできなかったです。
その結果、ランクアップできた武器が全くなかったというのも、何だかすごいですよね。
機体でお気に入りだったのは、サイバスターと、ノルス・レイですね。
あと、戦闘デモでのお気に入りは、サイバスターの「乱舞の太刀」と、ヴァルシオーネRの「円月殺法」、グランヴェールの「火風青雲剣」が素晴らしかったです。
特に「乱舞の太刀」は、威力もスペシャル級だし、このゲームを代表する技としていつまでも記憶に残り続けるでしょう。
概して、このゲームの戦闘デモは好きですね。
わりと粗いデモでも、再生時間が短めなので、ゲームのテンポが崩れなくていいと感じました。


お話は面白かったし、戦闘デモも気に入ったけど、第1章がいまいちだったので、2周目やるかどうかは微妙です。
個人的に、このゲームのテーマは「サイバスターは神である」だと感じました。
もちろん、だからつまらないというのではなく、だから面白いんだと本気で思いましたよ。
目をつむると、サイバスターの「乱舞の太刀」の華麗なデモが、ひとりでに浮かんできますね。
そのぐらいのインパクトがありましたね。